建国歌
作詞:北原白秋
作曲:山田耕筰
1926(昭和1)年
1.
そのかみ、天つち闢けし初め、
げに萠えあがる 葦禾なして
立たしし神こそ
国之常立
いざ
いざ仰げ起ち復り
かの若々しき神の業を
2.
惟ふにヒルメ(*)の大御神の
げに言因し賜へる御詔
知らせよ 皇孫
三つの宝と
いざ
いざ仰げ 起ち復り
豊葦原の中つ国を
3.
神武の御代こそ荒ぶる和し
げに現神 宮太敷きて
初め築かせし
国の礎
いざ
いざ仰げ、起ち復り
神ながらなる崇き道を
4.
爾(ここ)にぞ 明治の大き帝
げき晴れわたる 青高空と
更にし照らさす
四方に八隅に
いざ
いざ仰げ 起ち復り
わが弥栄の日の出る国を
*ヒル・メ=日・メ(靈の巫が女の字)
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