白衣の勇士に捧ぐ
作詞:早川甚三
作曲:長橋八重子
収録:軍歌戦時歌謡大全集(評)
1.
たぎる濁流 大黄河
煙霧縹渺 珠江口
延々千里 長江と
破邪聖軍の行くところ
御稜威遍く我が武威の
輝き渡らぬ隈もなし
2.
思へば峰攀じ野に河に
剣電弾雨の只中に
群がる敵も堅塁も
勝鬨高く打ち砕き
阿修羅の如き雄叫びに
深き痛手を負ひし身か
3.
心安かれ懐しの
我ら同胞謹みて
君が帰還を迎うなり
国を挙げての真心は
勲し高き戦傷(いたづき)を
とく癒やさずておくべきや
4.
聞け縹渺の戦野には
建設の声 満つるなり
見よ黎明の時告げて
大陸の夜は明けんとす
日出づる国を護る士や
君の起つ日の待たるかな
君の起つ日の待たるかな
<メモ>
聴き取りによる。おそらく「軍歌戦時歌謡大全集」の歌詞カードも聴き取り。
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