軍神岩佐中佐
作詞:読売新聞社撰
作曲:東京音楽学校
1.
仰ぐ赤城の 山は映え
大利根めぐる 厩城下
ここに建武の 血をうけて
郷土群馬に 男子あり
姓は岩佐ぞ 名は直治
2.
君のみために 死する時
孝を遂げしと 思召せ
かをる勲の 絶筆を
手にせる 父はほほゑみて
ああ軍神の 母泣かず
3.
敵がたのみの 真珠湾
防塞くぐる 新兵器
断乎撃滅 大和魂
血の訓練の甲斐ありて
『われ襲撃に成功す』
4.
見よや 類なき大戦果
輝く 特別攻撃隊
率ゐて散りし 武士の華
軍神 岩佐中佐こそ
その名燦たり とこしへに
出典:『音楽之友』1942年6月号
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