国民合唱
忠霊塔の歌
作詞:百田宗治
作曲:片山頴太郎
1.
わたしのまへに立つてゐる
みなのまへにも立つてゐる
はかりしれない大きさで
たかい雲間にそびえ立ち
ああいただきは天を衝き
神の宮居にとどいてる
神のみ声をきいてゐる。
2.
わたしのなかに立つてゐる
みなのなかにも立つてゐる
眼さへとぢたら一億の
胸の奥所にほの白く
ああとこしへのまもり神
きよく雄々しくゆるぎなく
塔はそびえるいつまでも。
3.
ああ幾万の幾千の
国をまもつたひとたちが
心しづかに抱き合つて
ねむるほまれの墓どころ
ああその見えぬ勲功(いさをし)が
きづく明日の国の楯
きづく東亜の空の楯。
-
→「国民合唱」と「週報」
|