ブレドウ旅団の襲撃
作詞:山本盛重
作曲:不詳
収録:20世紀の音楽遺産〜軍歌(2)
(評)
1.
義を見て勇む武士の
心の内ぞ床しける
屍は野辺にさらすとも
玲瓏の月は清く照り
芳名長く後の世に
聞かずや高く謳はるる
ブレドー旅団の襲撃を
2.
ああ見よ独の軍団は
数倍の敵を支へつつ
退くに退かれぬ梓弓
命の弦は危ふくも
怒濤の裡に包まれん
ただ天運に任せつつ
危機一髮のこの苦戦
3.
友軍の急救ふべく
頼むは騎兵旅団のみ
さは云へ神にあらぬ身の
矢玉とびかふただ中に
如何で望みを果すべき
進めば死すと知りつつも
友軍の急棄て難し
|