輜重兵の歌
作詞：不詳
作曲：不詳
収録：軍歌大全集（評）
１．
鳴呼神州の空高く
聳ゆる芙蓉の揺ぎなく
国の干城と集ひたる
我に股肱の栄誉あり
２．
建軍遠き昔より
正義に刃向ふ敵もなく
意気軒昂の益荒男が
襟に輝く藍の色
３．
驀風一遇天荒れて
蔚藍の色立たんとす
双手に戦を支うるは
大和男児の意気と知れ
４．
櫛風沐雨幾山河
秋霜烈日幾とせや
唯一すじの誠心に
我は運ばん弾丸と糧
５．
進めや馬の口をとり
走れや転把握りしめ
期せよ正義の皇軍の
運命にかかる我がつとめ
６．
彼の英傑の名を伝へ
四億の民の血ににじむ
蜿々たりや長城の
砂塵に高し我が武勲
７．
渺茫千里大洋の
果なき雄図鬱勃の
襟にいろどる我が勇士
努めん哉や君がため
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