| 軍歌関東軍軍歌
 作詞:米田俊作曲:松下哲
 収録:軍歌大全集(評)陸軍戸山学校軍楽隊(戦前)
 昭和の軍歌(評)大映男声合唱団(戦後)
 軍歌メモリアル(評)キング男声合唱団(戦後)
 1.暁雲の下見よはるか
 起伏果なき幾山河
 わが精鋭がその威武に
 盟邦の民いま安し
 栄光に満つ関東軍
 2.興安嶺下見よ広野
 父祖が護国の霊ねむり
 いま同胞が生命を
 正義に託す新天地
 前衛に立つ関東軍
 3.烈々の士気見よ歩武を
 野ゆき山ゆき土に臥し
 寒熱何ぞ死を越えて
 挺身血湧く真男児
 風雲に侍す関東軍
 4.北斗の星座見よ使命
 暗雲天をとざすとも
 神与の剣ひらめけば
 妖魔散じて影空し
 東亜の護り関東軍
 5.旭日の下見よ瑞気
 八紘一宇共栄の
 大道ここに拓かれて
 燦々たりや大陵威
 皇軍の華関東軍
 - <メモ>  1935年12月に公募。翌年2月11日を締切とし、同年3月10日の陸軍記念日に発表された。  関東軍参謀部第二課による審査の結果、当時関東軍の嘱託であった米田俊の詩が選ばれた。作詞者を「関東軍参謀部」としている記述がしばしばあるのは、当該の詩の著作権が関東軍司令部に属するとの規定があった事と、審査をしたのが同参謀部だったからではないかと思われる。  作曲は陸軍戸山学校軍楽隊に所属していた松下哲が手がけた。 |