駐蒙軍の歌
作詞:北白川宮永久王
作曲:陸軍戸山学校軍楽隊
1941年
収録:軍歌・戦時歌謡大全集2/昭和の軍歌(評)
1.
黎明興亜の新天地
皇みいくさの御旗の下に
瑞氣みなぎる長城越えて
輝き進む駐蒙軍
2.
聖戦寒熱幾千星
山西懐来八逹嶺と
挺進遠く五原を衝きて
志気旺んなり駐蒙軍
3.
息吹きはあらた蒙疆に
断乎進めよ重なる山河
騰れ民族東亜の共栄
護り築かん駐蒙軍
4.
妖魔の踊る外蒙に
暗雲空をよし閉すとも
わが神剣の閃くところ
意気天を衝く駐蒙軍
5.
広漠蒙古の風吹くも
正義盟邦民草安し
八紘燦たりわが大稜威
栄光に満つ駐蒙軍
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<メモ>
戦死した北白川宮永久王の詩に、陸軍軍楽隊が作曲したもの。全部で15曲がつくられ、そこから信時潔が関与して2曲に絞り、最終的に永久王の母と妃によって1曲が選ばれた。
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