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唱歌
火砲の雷
1887年初出

作詞:里見義
作曲:カール・ヴィルヘルム

 

1.
火砲(ほづつ)の雷(らい)なり、矢玉の雨ふる、
筑紫の海辺を たれかはまもれる。
おそるな国民(くにたみ)、おそるな国民、
日本男児(やまとだんじ)まもれり、日本男児まもれり。

2.
我兵十万、忠勇無比なり、
心を一つに、せとぐちまもれり。
おそるな国民、おそるな国民、
日本男児まもれり、日本男児まもれり。

3.
矢玉ハつくとも、刀ハをるとも、
生血のあるまハ、敵をバとほさじ。
おそるな国民、おそるな国民、
日本男児まもれり、日本男児まもれり。

4.
雲霧をさまり、日の旗かがやく、
かためよまもれよ、ながとのせとぐち。
おそるな国民、おそるな国民、
日本男児まもれり、日本男児まもれり。

 

[曲について]
 1887年発行『中等唱歌集』に収録。ドイツ軍歌「ラインの護り」の替え歌である。戦前は唱歌として歌われた。

A.U.C.2760年2月1日更新

 

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